ユネスコによる人類の無形文化遺産「能楽」
五代藩主綱紀の時代より加賀藩では、能を愛する藩主が続き幕末まで能役者を手厚く保護しました。その一方で、細工所の職人たちにも能楽の一部を見芸させ、教養を高めさせると同時に能の人材として育成しました。 また、領民たちにも奨励しました。これにより、世に「加賀宝生」と言われるほどの能楽の盛んな土地柄となりました。一時、幕藩体制の崩壊によって加賀宝生も衰退しましたが、能楽師・佐野吉之助師の登場により、1901年「金沢能楽会」が設立されました。以来100年以上の歴史を持ち、連綿と伝統を受け継ぎ現在に至っています。現在石川県立能楽堂では、年10回の定例能を催し、通算回数は1,100回以上に及んでいます。
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